どうもリョウスケです
2022年12月20、21日水曜日
天気 晴れや雨や雪や
高速バスで一旦自宅に戻り、
車に乗って高速ブンブンふたたび岡山へ。
高速バス乗り場に置いたままにしていた
自転車を回収すると。
このまますぐ帰っては勿体ないと、
自転車では辿り着けなかった
いくつかの場所を車で巡ることにした。
朱に染まったベンガラの建物群が並ぶ村、
吹屋ふるさと村に行ってみる。
通りを歩けばそこは折り重なる赤い世界。
赤い屋根に赤い壁、赤い柱、、、
赤く染まった街並みをのんびりテクテク闊歩する。
伝統的な古い家屋に
お土産屋さん
郵便局に喫茶店やご飯屋さん
赤くて古風な建物群は独特な情景で、
他にはない美しさがある。
どうやらこの町には、
最古の小学校とやらがあるらしい
正確には、現役の小学校として
もっとも古い校舎を利用していた小学校。
ほんの10年前まで実際に学校として利用され、
廃校になってからは、
建物を安全に保存するため
改修工事を行い、
完成後今年から一般に公開されているのだそうだ。
こういう建物はなんだかとても好きだった。
学校だった頃の築きあげられた歴史や
当時の生徒たちの呼吸や体温が
建物のそこかしこに
まるで高野豆腐のようにずっしりと染み込んで
いまもまだ古い校舎に息づいている。
木造の校舎はどこか懐かしく
置いてある道具の数々がとてもエモい。
教室、廊下、階段、理科室、音楽室、講堂、職員室、校長室
まるで昨日まで使われていたかのような
校舎から溢れでる空気に、
どこからか子どもたちのはしゃぎ声が耳をすませば聴こえてくるような気がする。
本当に来てよかった。
車で長い坂道を下っていく。
咄嗟にこの坂道は
自転車じゃとても辛かっただろうなと考える。
そもそも12月半ばで岡山県内で雪が降る地域があること自体が、
わたしにとっては予想外だ。
山奥だから、寒そうだからと、、、
行くのをやめた観光地は、
確かにやめてよかったと再認識。
自転車じゃ辛くて寒くて
とてもじゃないが耐えられなかった。
車は楽だ。
右足のつま先をちょいと押し込むだけ
それだけでどんな坂道でも登っていける。
どんな寒くても車内はぬくぬくしている。
でも、なんだか物足りない。
この物足りなさはなんだろうかと、
明日はさらに標高の高い場所へと向かうのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホルモンうどん。津島市名物。やっと食べられた。何種類ものホルモンが入っていていろんな食感。すごく美味しい。
このお店
笹畝坑道。吹屋村は銅やベンガラの産出地として江戸時代に栄えていた街。雪がすごい。何気にこれが初雪だった。まさか岡山で初雪を見るとは、、、
坑道には入れなかったけど
雪が屋根に被ると、途端に普通の古い街並み。これはこれでキレイなんだけど、赤い屋根が見たかったものだから、魅力が少し半減。
郵便局は殊更赤く染めてやがる
バス停ではありません。
自転車のヒルクライムレースのゴール地点になっている。それだけ過酷な道のりだということ。軽い気持ちで行かなくてよかった
旧吹屋小学校
入館券が名札みたいになっている
こういうところに力を入れているのに好感が持てる
昔の教室タイプ
おそらくトイレ
せいとん、、、
講堂
最近の教室タイプ
この雰囲気がエモい
校長室。憧れの部屋
廃校前のと思われる職員室のホワイトボード。記述がそのまま
プールもある
神社。鉱山の経営をしていた三菱のマークが密かに入っている
雪だるまの成れの果て
羅生門へ。羅生門とは観光名所になっている巨大な石のアーチのこと。
とても巨大。大昔の鍾乳洞が陥没し、アーチ状に残ったものらしい。すごい迫力がある
満喫して車に戻ったらそこで鍵が無いことに気づき、慌てて戻ったら岩の下に落ちていた。危うく山奥で途方に暮れるところだった。。。