どうもリョウスケです
旅158日目
2022年11月22日火曜日
天気 はれから曇り
香川[小豆島→エンジェルロード→高松市]
朝イチで行くと
綺麗な景色の中に小さな島が
ぽっかりと浮かんでいる。
ここは小豆島の有名な観光名所。
狙った狩人たちの狩猟場として
若者を中心に大流行する人気スポット。
その場所は、
午前中はただの小さな島が
ぽっかり浮かんだ景色だが。
昼を過ぎ潮が徐々に引き始めると、
小さな島と陸地との間に
蛇行する道が突如として出現する。
『エンジェルロード』とおしゃれな名称で呼ばれるその道は、
干潮時にしか姿を見せない幻の道ーー。
なんてこともよく知らずに朝一番に訪れたわたしは誰もいない砂浜で、
ただぽっかり浮かんだ島をぼんやり眺め
あれ、あれれ??
とあるはずの例の道をあてもなく探していた。
すると地元のおじさんが近づいてきて、
あれやこれやと唐突に小豆島の巡り方を丁寧に教え始める。
違和感を覚えたわたしは、
ーー実は今日でもう三日目なんです。
ーーまだ行けてないのはこの辺だけなんです。
というと、
「そうやったんか。キョロキョロしてるからいま島に来たところかと思ったわ。」
そんなにキョロキョロしていたのか!?
と自分自身の挙動を反省し
気にかけてくれたおじさんにお礼を言って、
干潮になる時間を尋ねると、
昼の二時過ぎくらいから潮が引き始めるとのこと。
仕方がないので
それまでどこかで時間を潰そうと
まだ回っていない近場の観光地を一つ一つ回ることにした。
世界一狭い海峡に行き
巨大な石の神社に訪れ
樹齢千年のオリーブの木を観察し
再びエンジェルロードに戻ってくると、
ちょうどいい時間に。
ギリギリまだ渡れそうにない常態から
少しずつ少しずつ潮が引き始めると
何もなかったところから
徐々に道が浮かび上がってくる。
一変する景色。
幻想的でもあるその現象は
「エンジェルロード」という
おしゃれな名前が、
決して客寄せのためだけではないことが
その景色からは窺い知ることができた。
贅沢を言うなら
もう少し空が晴れていたら、、、
鈍色の分厚い雲が空を覆っていて
どんよりとした天気。
美しい現象の景色を半減させる
天気のイタズラ、、、
インスタ映えには程遠く
悔しい思いを募らせつつ
でも体感できたという喜びに
まあよしとするかと
ついていないこの現象を渋々受け入れるのだった。
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目が怖い。彼にとってのしあわせとは、、、
道筋がなんとなくわかる。朝は晴れていたのに、、、
土渕海峡。世界一狭い海峡としてギネスにも載っている
これって塗り替えられることってあるのかな。
重岩への道のり。長い階段を登らなきゃいけない
重岩。巨石が山の上に重なるように鎮座している。けっこうすごい景色でおどろく。
この時までは快晴。
人も少なくて穴場スポットだった。これは同じタイミングで来ていたご夫婦に撮ってもらった写真。
樹齢千年のオリーブ大樹。十年ほど前にスペインからやってきた木。オリーブが千年も生きるとは不思議である。
これめちゃくちゃ美味い。島で作られた醤油せんべい。醤油が染み染み
道が出来るのを待つ人たち
最初の一人目は勇気がいる。恐る恐る様子を見ながら足が濡れてもお構いなしに。それから後は我先にと列を作って渡っていく姿がおかしかった。そんなに早く渡りたいのだろうか。
渡ったところで何もない。渡ったところで意味はないけど、渡ったこと自体に意味がある。そんな道なんだと思う。
反対側から
上から
あると思ったわ!
帰りのフェリーはポケモンのヤドン仕様。香川と言えばうどん。名前が似ているヤドンに目をつけた香川県が、数年前からご当地キャラ的な扱いをしているポケモン。
ここにもヤドン。
さよなら小豆島。なんだかんだ楽しかった三日間だった