チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

観る阿呆宣言!

 


どうもリョウスケです

 


旅146、147日目

2022年11月9日水曜日

天気 はれ

徳島[那賀町→河南市→徳島市

 


踊る阿呆に観る阿呆

同じ阿呆ならおどらにゃそんそん!

 

 

 

ーーー。

と言われたからって、

ふざけるな!と思うわけである。

なぜ他人の前で踊らなきゃいけないのだ。

恥を晒してまで踊りたくない

踊るくらいなら

黙ってじっと観る阿呆でいたいと強く望む。

誰がなんと言おうと、

断固拒否する姿勢を貫くことに依存はなかった。

 


それでも阿波踊りには興味があった。

興味があるからには、

生で見たいとある施設に訪れたのだった。

 

 

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徳島は阿波踊り発祥の地だ。

街の中には『阿波踊り会館』というのがあり、

連日そこで阿波踊りを観覧することが

できると聞いて、

これは行くべきやつだ、と行ってみることに。

 

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観覧料を支払って、

小さな劇場のようなフロアに入ると

鼓や三味線や鉦の音頭にあわせて祭り衣装に身を包んだ人々が、

愉快に踊りながら登場。

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女性は編笠をかぶり

男性はほっかむりを巻いて

軽妙な音頭と共に小さな舞台上を

縦横無尽に踊り子たちが乱舞する。

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基本は同じでも

女性と男性では踊り方に微妙な違いがあり、

女性は腰を正して

膝をテンポに合わせて少し上げる。

男性は腰を落として

足をテンポに合わせて少し前にだす。

それだけで女性には軽快さと色気が漂い(主観)

男性には陽気さと迫力が生まれる。

 

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見ているだけで十分楽しかった。

これでいいのだ、これで。

祭りは見物するもの、

やるのは一部の人間だけでいい。

このまま見物人として

祭りを満喫するのが一番楽しいに違いない、、、

 


そうしているとやがて音が止み、

ーーでは皆さんも一緒にやってみましょう!

と代表の人がにこやかに言い始めた。

 


ついにきたかと

断固として踊らない姿勢を貫こうと

背もたれに深く腰をかける。

 


すると代表の人が

ーー座ったままでいいのでフリを真似してください

と手のフリと足のフリを教え出し、

腰掛けた状態でいいならと

それに倣って手と足を右に左に交互に前に。

 


ーーではその場で立ってやりますか

 


と会場全体が立ち上がり

気づくとわたしもつられて立って

右に左にテンポに合わせて交互に前に。

 


徐々に楽しくなってくると

ーー今度は右に向かって歩いてみましょう

ーー最後は左に向かって歩いてみましょう

鉦の音頭に合わせてカンカンカン

右に左に手足を前にカンカンカン

 


会場みんな笑顔で踊って

絶えない笑い声につられてわたしも自然と笑顔に。

 


踊る阿呆が会場全体を包み込むと

断固とした姿勢はどこへやら

いつの間にか観る阿呆はどこかへ立ち去り、

踊る阿呆の仲間入り。

 

 

右に左にカンカンカン

じじいもばばあもカンカンカン

無職金なし男もつられて一緒にカンカンカン

 

 

老若男女踊り踊って

リズムばらばら

手足ガタガタ

それがどうした。それでいいのさ。

お祭りだものと大狂乱!!

 

 

 

・・・なるほど。

踊る阿呆に観る阿呆

同じ阿呆ならおどらにゃそんそん!

 


そういうことかと骨の髄まで実感した。

やってみないとわからないこともある。

 


ふわふわとした高揚感で外に出ると、

奥手だったこれまでの自分の行いを少し反省するかのように、

右に左に手足を前に出しながら

踊らにゃそんそんと会場を後にしたのだった。

 

 

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f:id:kryo428:20221117215704j:imageダムを見かけると少し立ち寄りたくなる。


f:id:kryo428:20221117215713j:imageこういうのにいつかチャレンジしたいなと思いつつ。


f:id:kryo428:20221117215647j:image例のあれ。やっぱりスマホのカメラでは限界がある。上手く撮る方法があったら教えてほしい。


f:id:kryo428:20221117215556j:image徳島城。石垣などの遺構だけが残る徳島で唯一のお城。


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f:id:kryo428:20221117215602j:image復元された門。戦果で消失するまでは現存していた。


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f:id:kryo428:20221117215637j:image城内は地域の人々憩いの公園として利用されている。平日でも多くの人々で賑わっている印象。写真からは分かりづらいが、周りに幼稚園児がたくさんいた。それをあえて映らないように撮る努力よ


f:id:kryo428:20221117215716j:image城内にある歴史博物館。いつもそうなのかはわからないが、常設展示より特別展の絵画などの展示が遥かに多かった。そのため徳島城の歴史についてあまり学べなかったのが残念。何でだろう、、、


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f:id:kryo428:20221117215719j:imageお庭。


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f:id:kryo428:20221117215539j:image遠くにビル群が見えると一気に興醒めしちゃうね。


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f:id:kryo428:20221117215631j:image本丸跡。徳島城平山城で、山の上に本丸があって、麓に館があった。


f:id:kryo428:20221117215628j:image眉山徳島市を代表する山


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f:id:kryo428:20221117215606j:image城内に機関車があった!?


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f:id:kryo428:20221117215618j:image蜂須賀家政徳島城を築城した人


f:id:kryo428:20221117215615j:image徳島駅


f:id:kryo428:20221117215657j:image阿波踊り会館


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f:id:kryo428:20221117215625j:image40分の公演。踊りの披露から、楽器の紹介、特殊な踊り方の紹介、踊り方を教わり、全員でやり、最後にもう一度踊りを披露してもらい、ーー幕。ちょうど40分きっかりに終わったことに、すごくプロの力を感じた。

 

f:id:kryo428:20221117213835j:image阿波踊りの歴史を学べるミュージアムも会館の中にある。阿波踊りはもともと地方の盆踊りが起源になっていて、時代によっては街中で躍るだけで牢獄にぶち込まれたこともあるという。ウソみたいな話


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f:id:kryo428:20221117215710j:imageなんか見つけた。


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f:id:kryo428:20221117215653j:imageなんか見つけた。