どうもリョウスケです
旅138日目
2022年10月30日日曜日
天気 はれ
高知[高知市]
あるお城マニアたちは城に訪れると
まず始めに攻める立場になって見学していき、
天守に辿り着くと、
今度は守る立場になって天守の中を
見学するというコアな楽しみ方をすると聞く。
おもしろそうだなと思いつつも、
以前まではそのやり方が全然わからなかった。
どこがどのように
守るための設備になっているのか、
素人目には説明されないとほとんどわからない。
それが最近では
本で得た知識と現地での説明を聴き
実際に現場で見て歩いて体感してを繰り返すうち、
説明がなくても、
あ、ここが枡形虎口か!
あ、これが忍び返しか!
狭間か!堀切か!石落としか!
と目ざとくも気づけるようになってきた。
いまでは旅においてお城巡りが一番楽しいーー。
外側から城の全体像を把握すると
水堀や石垣をまじまじ観察。
その後城門をじっくりと堪能して
ゆっくり下から
三の丸、二の丸へと順に巡っていくと
やがて本丸に辿り着く。
天守の写真をこれでもかと撮影すると
ベストな天守閣の写真を写真フォルダに収めたら、、、
いよいよ城内へと侵入していく。
ーーーここまでがおよそ一時間。
その後、お城の中をじっくりと隅から隅まで
一階から堪能していく。
博物館の役割も担う天守の場合は、
説明書きや展示物も一文字も逃さぬよう
集中して熟読していき、
狭間があれば必ず覗き込んで銃で狙いを定める気分で写真を照射。
現存天守であれば古い木の木目や傷に過ぎ去りし栄光の時代に思いを馳せ、
お城ならではの急な階段を一段一段過去へと戻る気分で噛み締めながら登っていく。
やがて最上階へとたどり着くと
城を掌握する城主の気分になって景色を見下ろし
愉快な気分で景色を堪能するのだ。
ーーーここまでで早くて三時間。
天守を後にすると見逃したところがないかと全体図を確認し、
あれば必ずそこに向かい
なければ満足するまで写真を撮って、
名残惜しみながら
来た道をゆっくりと引き返すのだった。
ーーー全部で四時間。
お城についての歴史博物館があればそこで二時間以上は滞在するので、城郭の規模や内容によっては、丸一日くらい費やすことだって普通にあった。
・・・という感じで
現存12天守の一つでもある、
高知城に丸一日費やした話である。
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高知市内の真ん中に龍馬生誕の地がある
龍馬の生まれたまち記念館ーー龍馬に関する逸話などが展示されている
メッセージを書くとクリアファイルが貰えるというので、せっかくだから書いてみた。受付のお姉さんに渡すときの緊張感が半端なかった
山内一豊。現在の高知城を築城した人。秀吉の時代には秀吉に。家康の時代には家康につくことで、うまいこと栄光を手にしてきた世渡り上手な印象。
板垣退助像。彼も高知出身の偉人
山内一豊の奥さん。彼女の存在がかなり大きかったらしい
本丸御殿。天守と通じている。天守と本丸御殿が二つとも現存している城郭はかなり珍しいという。
山内家の家紋。土佐藩のシンボルにもなっている
この欄干を作るのにも、当時徳川幕府への許可が必要だった。
長宗我部元親時代の石垣。山内一豊の前は長宗我部家がここに城を収めていた。一豊と違って、長宗我部は関ヶ原では西軍につき、大阪の陣では豊臣方についたことでどんどん領地を奪われ滅亡している。実力はあるのに世渡り下手な印象。
高知では毎週日曜市を開催していて、街の通りにはたくさんお店が並んでいる。
歴史博物館。山内家の歴史が学べる博物館
どうしてこのポーズ?