チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

12分の1の魅力

 


どうもリョウスケです

 


旅123日目

2022年10月13日木曜日

天気 はれ

愛媛[松山市

 


現存12天守が一つ松山城に訪れた

 


全国にも十二個しか存在しない現存天守

戦前までは国宝でもあったそうだが

国宝の基準が変更され、

現在は重要文化財としての位置づけである。

 


山と平地に築かれた平山城

天守は山の上にある。

 


所々に築かれた石垣を横手に麓からしばらく登っていくと、やがて大きな石垣の向こうに壮麗な建物群が姿を表した。

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連立天守と呼ばれるその形は、

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世界遺産姫路城と同じく中庭を囲む形で四つの建物と、それを繋ぐ多聞櫓によって正方形に構成された珍しい形である。

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天守が二つと櫓が二つ

そのどれもが現存する貴重な文化財で、

すべてが木造つくり。

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ツルピカ綺麗な復元天守とは異なり、

数百年の歴史を内包した、いい意味でのくたびれ感がお城の魅力を最大限演出していた。

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これである。

これを求めていたのだ。

 


昭和に急いで建てられた鉄筋造りの外観天守は、お城の面影をイメージするのに役に立つ。

平成以降に時間とお金と技術をかけて建てられた木造天守は、内装までイメージできるから有難い。

 

けれど、やっぱり

現存天守に勝るものはないと気づく。

 


内装や建物の位置や向き。

狭間や石落としの一つ一つが目的を持って造られている。

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それは観光客へのアピールでも、

専門家たちによる情熱と意地でもない。

 


必要だから建てる。

必要だから取り付ける。

 


そこには時代の潮流と城主による威厳と格式があってこそ、城を築く意味があった。

その想いがそのまま現代にも残されているということ。

 


イメージ云々だけではない。

その想いがダイレクトにこちらに建物を通して伝わってくるからこそ、

 

ーーロマンである。

これこそがロマンなのだと城を眺めがなら震えてくるのだった。

 

 

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f:id:kryo428:20221017221551j:image芝生のあるところが三の丸で、石垣があるところが二の丸で、山の上にお城があるところが本丸。


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f:id:kryo428:20221017221442j:image二の丸は復元されている


f:id:kryo428:20221017221458j:imageなかなかの登山道。10分ほどで登れるけど、ロープウェイでも上がることができる。


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f:id:kryo428:20221017221544j:imageかなり完璧な形で残っているけど、国宝ではない原因は、たぶん築城当時の建物ではないからだろうか。


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f:id:kryo428:20221017222639j:image天守などのほとんどの建物は江戸時代に一度落雷で焼失し、その後1800年代に再び築城されたものである。古いには古いけど、一度焼失したからダメなのだろうか。国宝の基準を教えてほしい。


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f:id:kryo428:20221017221423j:image城主の家紋


f:id:kryo428:20221017221513j:image中には武器や鎧などお城に関わるものがたくさん展示されている。


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f:id:kryo428:20221017221447j:imageお城ならではの急な階段。つまずき注意


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f:id:kryo428:20221017221419j:image坂の上の雲で撮影された場所、


f:id:kryo428:20221017221524j:imageたぶんここ。


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