どうもリョウスケです
旅116〜118日目
2022年10月8日土曜日
天気 曇り
橋を渡ると陸地が続き
また橋を渡ると陸地が続くーー。
これが全部で7回
総距離にすると70キロと少し
しまなみ海道は広島県の尾道市と愛媛県の今治市をつなぐ道路である。
その間を流れる瀬戸内海には人が住めるほどの大きな島々が浮かび、その島と島を大きな橋がリレー形式で繋ぐ形で広島県と愛媛県を繋いでいる。
ここは『サイクリストの聖地』とも言われていた。
走りやすい道
素晴らしい景色
素人でも頑張れば一日で走り切れる距離。
老若男女問わず多くの人々が自転車に跨って
道を走行する姿とすれ違う。
なんだか新鮮だった。
いつもはどこか自分だけ浮いている気がして、
走っている間も居心地の悪さを
常にどこかに意識しながら走ることも珍しくない。
自意識過剰かも知れないが、
自転車一人旅は孤独との戦いでもあるのだ。
しまなみ海道はというと、多くのサイクリストとすれ違い、素人からベテランまで、競技者から観光客まで、様々な自転車乗りがいて、道もサイクリングに適した工夫が随所に施されている。
どこに行ってもウェルカムな雰囲気があって
孤独どころか歓迎ムードさえ漂うしまなみ海道は、
自転車一人旅の最強の味方だった。
最後の橋を通過するとまた孤独な自転車一人旅の再開である。
別に誰も気にしていないし、誰もわたしに興味などないことはわかっていながら、それでもやっぱり居心地が悪いと感じる。
おじいちゃんがやたらとこちらを凝視している、、、気がする。
若者たちがこちらを見ながらニヤニヤと何か喋っている、、、気がする。
子連れの母親がこちらを何やら警戒するように見つめている、、、気がする。
そんなはずはないのだ。
この世界のほとんどの人は他人に関心がない。
自分だったらと考えたら
確かに「あ、いる」ぐらいにしか思わなくて、
まったく気にする必要などないのかもしれない。
それでもしまなみ海道の居心地の良さが忘れられないわたし。
ああ、あそこにまた戻りたい。
世界がすべてしまなみ海道だったらいいのに
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因島大橋ーー青い線がサイクリング用のしまなみ海道。これをたどって行けばゴールの今治へとたどり着く。
橋の手前に来ると少し登りがあって、橋を渡ると少し下りがあって、しばらく島を走るとまた橋の手前で、、、の基本的にこの繰り返し。
本因坊秀策さんの記念館。江戸時代に実際に実在した囲碁の歴史上最強と謳われている人。因島はその人の故郷である。
こんなところにも囲碁
レモンが名産
橋の途中で手を叩くと龍の鳴き声みたいな反響音が聞こえて来る。
サイクリストの聖地碑。ここに来るとなんだか嬉しい。自転車乗りなら一度は訪れたい場所。
なんかいた。自転車を掛けられるらしい。荷物全部下ろさないといけなくなるから掛けないけど。
伯方・大島大橋ーー橋の中間あたりに島があり、そこに下りていくと無料のキャンプ場がある。そこで気楽に一泊したら、、、
このザマだ。雨が降って中は浸水。お陰で一日動くことができなかった。
来島海峡大橋ーーしまなみ海道最後にして、最長の橋。三つの大きな橋が繋がってできている。
全部で三キロぐらいあると思う。
今治へ。ゴール!! 三日かけて走ったので、そんなに達成感はなかったけど、満足感はあった。またいずれ走りに訪れたいと思う。
彼がバリイさん。