どうもリョウスケです
旅99日目
2022年9月17日土曜日
天気 曇り雨
福岡[糸田町→福岡市]
福岡でやり残したことがある。
ラーメンだ。ラーメンをまだ食べていなかった。
前回訪れた時、
うどんとラーメンで悩んで
決められないからどちらも食べようと
うどんを先に食べたら
お腹がいっぱいになってしまい
結局ラーメンを食べずに福岡を出た。
福岡にきたのにラーメンを食べなかったことは
ディズニーランドにきたのにアトラクションに
乗らずに帰ったことと同じである。
せっかく福岡に戻ってきたのだから
今度こそはと博多に寄り道。
福岡市までの道のりは想像以上に傾斜が激しく
嫌というほど坂を登り、
そしてたどり着いたラーメン店は
嫌というほど行列の絶えない店だった。
飲食店では見た事がない長い行列。
噂では過去に3時間近く並んだ人もいると知って、
ラーメン一杯で3時間!?
それだけうまい店なのかもしれないし、
むしろそれだけ並んだら
うまくなければ暴動を起こすレベルである。
そうこうしているうちに列も進み
幸いにも3時間は並ばずに店内へ(約1時間半)
席に着くなり
さっそくラーメン登場!
白濁した色合いと
豚臭さの奥にある食欲をそそる芳香
大好きなチャーシューや味玉
そして、豚骨ラーメンならではの極細麺
とんこつラーメンは決まって麺の硬さを
尋ねられる。
固いのが好みだったから「固めで」と
注文したが、本当はさらにその上にあると
聞く「バリカタ」というのに興味があった。
でもこれは他県民がにわかに注文して
いいものかと悩んだ挙句、
ヒヨってしまい「固めで、、、]としか
注文できなかったのだ。
それでもラーメンはスープもクリーミーで
麺の硬さもほどよく固く
少し苦手だった豚臭さもそれほど抵抗がない
さらにそこに食欲がプラスされたことによって
一口食べると全身を震わせる美味さだった。
そして、博多ラーメンといえば
例の「替え玉」である。
本当は一杯だけでも十分なボリュームだった。
しかし博多ラーメンを食べに来て
替え玉を注文しないとは、
それで最大限のコンテンツを満喫したとは
言い切れないのではないか。
形から入りたいわたしとしては
替え玉は必須だった。
腹を抱えながら替え玉を注文し
備え付けの紅しょうがと
高菜漬けをトッピング
スープを啜るとあっさりとした味わいになって
なるほどこれなら何杯でも行ける!
・・・と思ったのはまやかしである。
やっぱり替え玉はさすがに多かった。
少し気持ち悪さを覚えながらすべて食べ尽くすと
スープまで残さず飲んで、
満足感と満腹感を満たしながら重たい腹を抱えて店を出た。
店を出るとまだ長蛇の列ができていた。
もう四時である。
さすが人気店だとびっくりしながら
「やっぱりバリカタにも挑戦すべきだったな」
とそれだけが心残りなのだった。