どうもリョウスケです
旅84日目
2022年8月27日土曜日
天気 晴れ
ボートに乗るか乗らないか、それが問題だった。
高千穂は美しい渓谷が有名な景勝地である。
特に真名井の滝と呼ばれる100名選に選ばれる滝と渓谷との景色が有名で、
そこを貸しボートに乗って観覧するのが定番の楽しみ方とされている。
もちろん高千穂に訪れたからには是非ボートに乗ってみたいという憧れはあった。それでも人気の観光地として名高い高千穂である。
宮崎の観光地の中でも特に胸を張って推される名所、当然ただの貸しボートではない。その辺の公園にある貸しボートとは違ってひと借り4〜5千円はする代物だった。
友人と一緒に乗ることで値段を折半して初めて妥当な金額になるのであって、一人で乗る分にはその金額はさすがに首肯しかねる。
指をくわえて眺めているしかないのだ。
上から眺める高千穂も充分に美しい景観である。
川上から流れる清流
流れの激し過ぎない滝とのコントラスト
扇を広げたような形状の連なる岩壁
そこに貸しボート軍団がいい感じに風景に溶け込んでいる。
彼らの動きを眺めているのも楽しかった。
慣れないボート漕ぎに悪戦苦闘しながら何度も岩にぶつかったり、
ボート同士が衝突したり、
いいカッコしようと奮闘するもうまくボートを扱えず、途中で彼女と交代する彼氏
はりきる父親とは打って変わって退屈そうに水面を見つめる小さな少年
キャッキャとハイテンションで騒ぎながら自撮りに励む若いガールズ集団
見ているだけでも充分だった。
でも今度来る時は、
誰かと一緒にボートに乗って悪戦苦闘する様子を上から覗かれる立場になりたい。
上からの視線に少しドキドキしながら
華麗なるボートさばきに憧れつつ
右にドン、左にドン、
あ、すいません。と謝罪して
「次ぶつけたら罰としてアイス奢りだかんね」
「なんでだよ。別にいいだろう」
「ああー自信ないんだ」
「べ、別にそんなことねえし」
「じゃあいいでしょ」
「しょうがねえなあ。んじゃこっからオレの本気見してやんよ!!」
・・・そんなことがいつか起きればいいなと想いを募らせる高千穂であった。
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少し変わった狛犬がいる
スタート地点からボートで行ける範囲は滝の少し先まで。見た感じでは少し短いようにも感じるけど、実際に乗るとどうだろう。
ボートの数が多いから渋滞を起こしがち。休日には行かない方が良さそう。
池にはチョウザメがいる。少し怖い。
ボートの待ち6時間以上。これを見たらさすがに諦めがつく。
天安河原ーー高千穂は天の岩戸伝説が語り継がれるうちの一つ。ここは天照大神が岩戸に隠れた際に、どうしたら出てきてくれるかを会議した場所とされている。
少し不気味な雰囲気が流れている。
天岩戸神社ーー隠れた岩戸とされる場所を祀る神社。神主さんの案内で遠くから岩戸を見学することもできる。撮影禁止
そして、こうなる。もうわからん!自転車がパンクして途方にくれた山ばっかの場所。なんとか修理できたけど、この時はさすがに終わったと思った。山道はいろんな意味で怖い