どうもリョウスケです
旅59日目
2022年7月28日木曜日
天気 晴れ
飛行機には夢がある。
ライト兄弟による初飛行から技術は格段に進歩し、
世界のどこへでもひとっ飛びで行ける力を
人類は手にすることができた。
飛行機とは人間の力だけでは本来なし得ない
空を飛ぶという
重力に反する行為を実現させた
奇跡のような乗り物であるはずだ。
だからこそ、これは人を殺す道具として
絶対に使ってはいけないのである。
鹿屋航空基地資料館に行ってきた。
海上自衛隊の敷地内にあるこの施設には
飛行機に関する
さまざまな資料のほかに、
戦争に関する資料が数多く展示されている。
中でも零戦の模型は圧巻だった。
これが戦争のために作られた飛行機だとしても、
そのスタイリッシュなフォルムは
思わずかっこいいと形容したくなる見た目である。
それでも飛行機の歴史を辿ると
どうしても避けて通れないのが特攻だった。
未来あるはずのパイロットが
命と機体を引き換えに捨て身の攻撃を仕掛ける。
成功率の極めて低い作戦に、
多くの機体と命がかけられてきた歴史が
日本には生々しく残っている。
目の前にあるかっこいい零戦も、
特攻という残酷すぎる作戦に用いられていた機体でもある。
人を乗せ、
どこにでも行ける翼の生えた乗り物は
戦争では人を殺す道具だったのだーー。
零戦をかっこいいなと思うことに抵抗があった。
それは暗い戦争の歴史と
結びついて離れない関係性があるからだ。
でもやっぱり飛行機はかっこいいし
軽くて速く飛ぶと聞く特性は、
人を夢中にさせる魅力が凝縮されている。
結局使い方次第なのだと思う。
銃や刀だって人を殺すために作られたものだ。
でもそれでも魅力がある。
魅力があるものに暗く目を背けたくなる
歴史があったとして、
それが嫌いにならなきゃいけない理由にはならない。
いいものはいい。
それの何がいけないのかと
人を殺す道具でも
人を殺さなきゃいけないわけじゃない。
戦争は間違いなく反対だ。
特攻なんて絶対にあってはならない作戦だ。
でも、
零戦はかっこいいし憧れがある。
これは決して矛盾ではないのだと
そう言える世の中が続けばいいのにと願っている。
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史料館前の広場には昔使われていた自衛隊の飛行機がたくさん展示されている。
こんなでかいのまで。
魚雷
戦闘のあった場所が地図とその起こった順番がわかるようになっている。これはとてもありがたかった。覚えられなくて困っていたのだ。
戦争のことだけじゃなく飛行機についてもいろいろ解説されている。
これすごくお気に入り。ドラゴンボールにこんなの出てきたような気がする。
神徳稲荷神社。ガラスでできた鳥居が特徴的な神社
なんだかいろいろ新しい感じで、妙に令和感がすごい神社だった。
石を持ち上げて軽いと思ったら願いが叶う系のやつ。気合いをいれて持ち上げるから楽勝だったよね。
とあるキャンプ場で宿泊。左側に開聞岳
正面に沈みゆく太陽
右側に桜島
パノラマにするとこんな感じ。わりとうまく撮れて満足している。