どうもリョウスケです
旅233日目
島根(道の駅→津和野)
天気 はれ 曇り
山を越えて津和野へとたどり着いた。
この町はお城と
その城下町風の景色が今も残る。
作家森鴎外の生誕の地としても知られている町
さっそく津和野城へ!
小高い山の上にある津和野城へは
一般的にはリフトで上がる。
観光用に作られた一人用のリフトで
少し古いせいか年季の入ったそれは若干ガタガタと軋んだ音を鳴らし
味わい深いものだと
自分に言い聞かせながら乗った。
歩いて登ることもできたのかもしれない。。
片道400円
往復で700円のリフト代は
少し痛い気もする、、
とはいえ、津和野城自体に入場料が
かかるわけでもないし
歩いて登るのも大変だし
なにより、
100名城のスタンプがリフト乗り場にあるという。。
これはずるい!!
こんなところにあったら
リフトに乗る他ない!
だが甘んじて受け入れよう
なぜなら
とにかく登りたくないからだ!!
たまにはケチが怠惰に負けることもある
城跡を歩く
津和野城は現在では石垣しか残っていない。
竹田城と同じで
頭の上に乗っかるように石垣が聳えており
遠くからでも確認でき
上からも街全体を見下ろすことができる。
高い石垣が聳えていて
よくこんなに大きな石をここまで運んだ
ものだと
昔の人の苦労に思いを馳せる。
過酷な労働はそれに見合うだけの賃金を
与えられていたのだろうか
いくら貰えればこんな過酷な仕事を
命がけでできるのだろう
自分だったら、、と考えたとき
私なら多分にして厳しい
給料云々ではなく、
辛い労働に耐えうる自信が皆無である。
よく人から自転車で旅なんてよくできるな
と驚かれる。
仕事でもない、義務でもない、お金も貰えない
坂道は辛い、野宿は辛い、孤独も辛い
でも、むしろだからできる。
不毛な挑戦だから
楽しんでやっている。
長距離を走ろうが
毎日同じ飯を食べようが
何千メートル級の山を思いつきで登ろうが
不毛な旅は楽しい。
これが義務で仕事でお金を稼ぐためにやっていたら
とても続かないだろう、、
なぜか、、そんなことは知らない
どうやら私はそういう生き物らしいのだ。
さて、明日からまた不毛な挑戦は続く、、、
とその前に、
またあのガタガタと軋むリフトに乗って降りよう。
なぜなら
もう一歩も歩きたくないからだ!!
たまには恐怖が怠惰に負けることもある
つづく
リョウスケ
《ギャラリー集》
津和野駅にあったSL
なんかいい感じのベンチのある風景①
②
③
森鴎外の旧家
生まれて10歳ぐらいまで過ごした家
お便所!!
縁側から津和野城が見えた