チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

砂の世界

 


どうもリョウスケです

 

 

 

218日目

兵庫→鳥取(道の駅→鳥取市

天気  はれ  くもり  あめ

 

 

 

砂、砂、、砂、、、

辺り一面砂に覆われた世界がそこにある。

 

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右を向いても左を向いても

遠くを見渡してみても

砂の王国が

遠くまで広がって続いている。

まるで日本ではないかのような砂の風景、、

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あまりに砂ばかりで

判りにくいが、

どうやら丘の上にいるらしく

比較対象がないせいか傾斜の角度が判断しづらく

足を踏み降ろした瞬間の

ふくらはぎの下の筋がピンと伸びる感覚で

この坂道が視覚から捉えるよりも

ずっと急なのだと分かる。

アスファルトの坂道と違うのは、

足への負担がマシな事で

柔らかい砂がクッションの役割をしてくれるからか

踏み締める足への感触が心地よく

まるで宇宙を散歩しているかのように

ぽーん。ぽーんと。

浮き上がるような感覚もあって

飛び跳ねながら砂の上を降っていく。

た、たのしい。。

ところがしばらくすると

楽しい下りだった坂道は、今度は急な登り坂に、、

お椀のように窪んだ地形をしている砂丘

海岸の方に向かうと今度は急な上り坂になる。

この上りが想像以上にキツく、

柔らかい砂に一歩足を踏み出すごとに靴の半分まで

砂に足が埋もれるものだから

足枷を嵌めた状態で登っているかのように

次なる一歩が非常に重い

歩くのが通常よりも時間と体力を使うらしい、、

ふと周りに

裸足になって登る人もいて

どうやらその方が登りやすそうだと

自分も裸足になろうか

思案するが、

けっきょく砂まみれになった足をどうするのだと

つまらない保守的な思いが

私の心に釘を刺し

宇宙を旅したことを懐かしみながら

今度は鉄球が先に付いた枷を巻いた囚人よろしく

ゼエゼエとてっぺんを目指す


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上りと降りでこんなにも両極端な砂の道。。

 


てっぺんにたどり着くと

目の前に大きな海が広がっていた

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馬の背と呼ばれる砂の尾根を少し散歩する。

 

 

 

子どもは愉快にハシャいで転び回って楽しそう。

その姿に微笑む両親、、


を見ながらほっこりする旅人が一人

 


おばあちゃんが肩で息をしながら坂道を登る

少し先をいくおじいちゃんが

もう少しだよ!

と手を差し伸べて微笑んでいる、、


を見ながらほっこりする旅人が一人

 

 

 

さてと、

行きますか!

 


枷を外して宇宙服に着替える

 


ここは月だ。

砂丘を宇宙飛行士になった気分で

駆け下りていく。。

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                                            つづく

リョウスケ

 

 

《ギャラリー集》

 

鳥取!!

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浦富海岸

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すーっごいキレイな海!!

ジオパークにも認定されている海岸である

 

砂丘の隣にある砂の美術館

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鳥取砂丘に訪れたらここには必ず行きたい!

と思える素晴らしい施設だった。

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砂だけで作った芸術品が並んでいる

世界中の砂のアーティストがこの施設の為に集結し

作った作品である。

毎年テーマを決めて作成しており

今年はガンジーの生誕150年を記念し

南アジアをテーマにあらゆる作品が並んでいる。

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砂と水だけで作られた作品は

本当に砂か!?

と驚くほど精巧に作られており

札幌で見た雪まつり雪像を思い出す。

昨日見た竹田城のように、何百年も残る建築物がある一方で

この砂の彫刻は期間が過ぎれば壊される

儚い芸術である。

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来年になればまた違う作品が展示されるようで

次はどんな作品が並ぶのだろう。

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鳥取駅に到着!

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