どうもリョウスケです
旅209日目
京都(京都市→亀岡)
天気 はれ 大雨
京都市内にある観光地にはだいたい
行った事がある。
世界遺産に認定されている建物群から、
有名な寺社仏閣まで
今更改めて行くにしても、
京都の観光地はとにかく人が世界中から訪れるものだから
どこもかしこも人で溢れかえっていて
あまり気が進まない。
どこか良いところはないかと母に相談すると
嵯峨野のあたりにあるお寺が良かったと勧められた。
嵯峨野といえば、
京都の西側奥にある嵐山の近くで
私の昔の下宿先からもほど近く
むしろ近かった分、
あえて行こうとは思わなかった所である。
次の目的地に向かう方角でもあったし
ちょうどいいかもしれないと行って見ることにした。
☆☆☆☆☆
早朝の嵐山はまだ少し落ち着いている。
それでも外国人観光客の姿をちらほらと見かける機会も多く
さすが古都京都!
やはり日本で旅行をするなら東京か
京都なのか
北海道にもたくさんの外国人観光客を見かけたが
どちらかというと
八割がたアジア圏の外国人が多かったのに比べ
京都はまさにワールドワイドで
聞こえてくる言語も様々な印象である。
竹林の道を歩くーーー
まっすぐ伸びた道の両脇に背の高い竹が生い茂る。
風が吹くたびにざわざわとと
心地よい音が流れ
気温は高く立ってるだけで汗が流れる蒸し暑い気候も
竹林の中は若干と涼しいような、、
そんな気持ちにさせてくれる。
どこかで借りてきたのか
浴衣に下駄を履いて歩く観光客の姿が、
海辺で水着にサンダルでビーチバレーを楽しむイケイケの若者たち同様に、
あるいは向日葵が咲く丘の上で白いワンピースに麦わら帽子を被った
資産家のご令嬢同様に、
風景に見事にマッチしていて
普段浴衣なんぞ着たことも
着ようとも思ったこともない私でさえ
浴衣いいなあ、、
と羨望の眼差しを向けてしまう魅力が
この竹林には潜んでいた。。
母から勧められたお寺は多く
さすがに全てをまわるにはどのお寺にも参拝料がかかる以上
厳しいと判断し
特におススメだと言われたお寺だけ中に入ることにした。
「化野念仏寺」
古い浄土宗のお寺で、
お寺の特徴は驚くほどたくさん置かれた石塔や石仏の数
およそ八千体はあると言われていて
とても神聖な雰囲気が漂っている。
六面六体地蔵と呼ばれ
六面にお地蔵さんがおり
六道と呼ばれる六つの世界をそれぞれ表していて
一つ一つにお水をかけ
お参りしていくことで罪障を洗い流す意味がある。
ルールがあって
順番やお参りの言葉なんてものもあるらしかったが
よくわからず
適当にやってしまった
説明をちゃんと読んでからやればよかった、、
未だに後悔している。。
※説明書を読まずにゲームを始めるタイプ
「愛宕念仏寺」
このお寺の特徴は
なんといっても何百体と置かれた石像。
表情豊かな羅漢と呼ばれる石像たち
お参りをしている形の石像から
なにやら大声で笑っていそうな石像
何かをしている石像
お酒を飲み交わしている石像など
いろんな形の石像が境内の至る所に置かれていて
一つ一つ見て回るのも楽しい。
まるで集合写真みたいに横並びに並んでいる。
苔むした感じが何百年も昔からあるものなのかと思いきや
テニスラケット、、
なんだか面白いお寺だった。
同じ道を引き返して嵐山の方に戻ると
別世界のように人、人、人、、
朝の落ち着いた雰囲気は何処かに消えていた。
朝か夕方か、
人気の観光地を存分に楽しみたければ
そのどちらかに限るらしい。
特に京都なんて
落ち着いた雰囲気こそが、
夜の静かなバーで一人カクテルを傾けるどこか寂しげな大人の女性同様に、
魅力を感じるのだから仕方がない。
つづく
リョウスケ
《ギャラリー集》
阿吽
綺麗な広いお庭が有名
反対側から渡月橋
朝は晴れていたのに
昼前から土砂降りの大雨が夜まで続く