どうもリョウスケです
旅179日目、180日目
長野→新潟（白馬→糸魚川市）
天気 抜群のはれ！
溶けてしまう。
ドロドロと暑さに身も心も
針で刺すような暑さ
もう逃げたい
長野から富山には直接抜けることができないと
地図を見て初めて知った。
間には高ーーーーい山々が聳えていて
通れる筈がない。
白馬のスキー場から見えたその山たちは
見間違いかと思うほど
八月に入ったにもかかわらず
美しいほど真っ白で綺麗な山が雲の向こうに見えた。
岐阜に抜けるのも一つの手だったが
あれこれと都合だの
気分だの
こだわりだのと
考えに考えすぎた結果、
抜けてから
海岸線沿いに富山に入ることにした。
遠回りな気もしないでもないが
その方が少し都合の方がいいような気がするから
仕方がない。
それにしても暑い
暑い！暑い！！暑い！！！
神龍に頼んで地球の気温を5度ほど下げては貰えないだろうか
この暑さではドラゴンボールを7つ集める
気力さえも湧かないのだから
諦めるしかないのか。
水分をとにかく欲するワガママな体は大変で
スーパーを見つけると飲み物を買い
コンビニを見つけると飲み物を買い
安い自販機を見つけると飲み物を買ってしまう。
買うつもりが無くても自販機を見つけると無意識に立ち止まって
じっと眺めていることがあり
悪魔のような日差しは
思考回路も変になっている気がする。
いまやどれだけ食費を減らしたところで
飲料代の方が嵩んでいる状態、
以前妙案と実行していた水道水でお茶を作ろう大作戦は
そもそも水道水の生ぬるさに
火照った暑い体では満足できずにとっくに作戦は破綻している。
何か他に良い案があれば良いが
とりあえず現在は安いスーパーで飲み物を買うことで
少しでも節約に励んでいる。
それでも我慢は禁物だ
熱中症なんかにでもなったら泣くしかないが
泣いている場合でもない
死ぬ可能性だってあるのだから。
そもそもひと気の少ないような道半ばで熱中症で倒れでもすれば
誰が助けてくれるというのか。
美女に救われそれが運命の出会いだったと
将来金屏風の前で語れるようなら
人生ってやつは何があるかわからないと
笑って話せるが、
大概の場合はのたれ死んでクマの餌にでもなるのがオチで
それもそれで人生ってやつは、、
と泣きながら天国で語ることになるのだろう。
自己管理は非常に大切
このクソ暑い時期
飲み物にお金がかかるのは
この際、
致し方なし！
致し方なし！！
これで多少は飲み物を買うのにも罪悪感が減る。
つづく
リョウスケ
白馬のスキー場。
冬によく行っていた馴染みのスキー場に自転車で近くまで来たことに
少し感慨を覚える。
ふたたびの新潟
海を見るのは久しぶりな気がする。
しばらく山ばかりのところにいたのだもの
親不知という地域にあるレンガトンネルと呼ばれる古くからあるトンネルを見つけた。
途中階段をまだかまだかと降っていき
横を通るとフナムシの大群が壁をよじ登り
ゾッとして絶叫し
ようやく辿り着いたトンネルはどうにも薄気味悪く
結局、一歩も進めず引き返すことに
あれは一人で行くもんじゃねえ！
