どうもリョウスケです
旅127日目
天気 曇りのち晴れ
思った通りにはなかなかいかないものだ
朝から予想外の雨だった
夜から降り出した雨は、思いの外雨脚が強く激しい
これから美しい渓流を見に行こうというのに
これでは台無しかもしれない、、
増水、、濁流、、
ホントついてない。。と頭を抱えていたら
徐々に天気も回復し
晴れ間もチラチラと顔を見せてくれている。
とりあえずは行ってみようと重い腰を上げてみたものの
増水していたら、と思うと気が進まない。
なんとついていないものか。。
いや、まだ増水しているとは限らない
一か八かと僅かな望みにかけてみる。
私は勝手なイメージで、なぜか
十和田湖へと水が流れていくイメージをしており
水の流れに沿って進むつもりでいたが
着いてみると全くの逆で
十和田湖から水が流れており、
流れてくる方向へと進んで行くようである。
奥入瀬渓流を歩くーーー
一つは車の走る車道で
もう一つは歩き専用の遊歩道になっており、
より川の近くを歩くことができる。
私の今日の予定としては、
着いたら
できたら、奥入瀬に置いた自転車を拾って
またきた道を戻り
十和田湖にあるキャンプ場に泊まる。
完璧な計画の筈だった。。
奥入瀬にはホテルや土産物屋があり、
焼山という所から出発するのが一般的である。
自転車を止め、いざ出発!!
川の調子は、、
お、けっこう良いではないか!
天気も肌寒いながら晴れ間が指して景色がより美しく見える。
どうやらこの奥入瀬渓流では、
十和田湖から直接流れていることもあり
よほどの雨や台風などでない限りは増水や濁流といったことは
起きないらしく
いつも一定の流れをキープする事で
苔や美しい景観を保つことができるそうである。
増水しているかも、、などとは杞憂だったらしい
素晴らしい!!
そして、どこを見ても美しい。
穏やかな水の流れ、青々とした木々
ごつごつした転がる岩、それらに生えた苔
いくつもある滝
鳥、虫、草、花
それら全ては景色だけでなく、キレイな音も奏でている
2時間ほど、
とても楽しかった。キレイな景色を見つけると
写真を取り、動画を取り、
この角度の方がいいなぁーと何度もシャッターを押し
美しい音に耳をすませては癒され
鳥の鳴き声を真似してみたり
苔をまじまじと観察したり
長時間歩くのも
たまには悪くないなと思い始めていた。。
3時間、4時間、、
なかなかつかない。。
いつになったら十和田湖に着くんだ
出発地点から目的地の十和田湖まで
14キロと書いてあった
14キロってこんなに遠いものだったのか、、!?
自転車で14キロなら1時間ほど
だから、、きっと私はどうやら舐めていたらしい
足場も少し悪いし
基本的には平坦な道のりだが
ところどころ上り下りする箇所もあったり
しばらく歩くと徐々に美しい景色も見慣れた風景になり
足の疲れの方が気になり始め
沈み始めた太陽のせいか
肌寒さと共に少し薄気味悪さも感じ
5時間、、そして6時間かかろうかというところで
ようやく目的の十和田湖に到着した。
なんか天気悪いし
10時半ごろ出発し、着いたのが4時、、
当初の予定通りここからまた歩いて戻るとなると、、、
考えるまでもない。
一目散にバスの乗車券を購入
5時間半かけた道のりを
バスで30分で戻る。
自転車で十和田湖に行く時間も厳しいので
奥入瀬でストップ
こんなに疲れるとは。。
周りの観光客を見ると焼山から十和田湖まで
歩いている人は
ほとんどいないようで、
バスやマイカーなどを利用して景観が美しい所だけ
歩いている人がほとんどのようである。
14キロか
そりゃそうだよなぁ
予定通りとは、、なかなかいかないものだ
つづく
リョウスケ
「車を使わず静かな渓流を感じよう」
もっともだと思う。
だけど14キロは歩くべきではなかった、、
クマが流木の上で浮かんでるように見える
岩の上に木が生えている不思議な光景
十和田湖に着いたら土砂降りになった