今更ながら雪まつりの話

どうもリョウスケです

冬の北海道と聞いて私がぱっとイメージすることは、

豪雪と氷点下

広大なスキー場とパウダースノー

オホーツク海と流氷

ルールルルで寄ってくるふわ丸なキタキツネ

そして、

札幌の雪まつりがある

「さっぽろ雪まつり」

毎年二月に北海道の札幌市内で行われるイベントで

雪でできた巨大な雪像を何体も作り

大通り公園と呼ばれる札幌の街の中心を横に細長く伸びた

大きな広場で披露される。

何十年も続く伝統ある催しである

冬の北海道にせっかくいるのだ

この先の人生のうち、二月のこの時期に北海道にいることが

あと何度あるのか分からないが

たまたまこのタイミングで北海道にいる今まさにこの時に

雪まつりに行かずして

他に何をするというのか。

スキーか、買い物か、食べ歩きか

そんなものはいつでもできるではあるまいか。

または、

大好きなあの海外アーティストが北海道にたまたま同じタイミングで

やってきて、

北海道のどこかのライブ会場にて来日公演なるものを

開催しない限り

私は雪まつりに行く。行くしかないのだ。

いつも都会の札幌では

平日だろうが休日だろうが人をよく見かける。

それでも、

やっぱりというべきか

この雪まつりの今日はいつもより人が多い。

海外の人もたくさん見かける

それ程、国内国外にも知れ渡る有名なイベントなのだろう

駅から地下道を歩いて大通り公園の看板から地上へと上がる。

札幌駅を背に右手側には遠くからでもその巨大さに圧倒させられる雪像が

見えており、

左手側には大きなジャンプ台が

高さ数十メートルはあるであろう鉄筋で組まれた骨組みに板を敷き詰め

その上に雪を盛って作られたジャンプ台がある。

雪まつりが行われる一週間の間

ここではスノーボードやスキーのジャンプ競技が行われる。

私が訪れたこの日も

スノーボードの大会が行われていた。

十代から二十代の若者たちが順番に飛んで技を決める。

技の難易度や技術点が評価対象か

横に縦にクルクルと回ったり捻ったり。なんだかよくわからないが

とにかく凄いのは分かる

「やってみたい」とは1ミリ単位も思わないが

できたら一生自慢できるなとは思う。

良いなあ。。生まれ変わったらこういうのできる人になりたいなぁ

と思いつつ、来世に期待しよう。。。

ジャンプ競技場を離れいよいよ雪まつり会場へと足を運ぶ

遠く右側に見えた巨大な雪像は「初音ミク」だった。

〈昼間の写真は撮り損ねたのでホームページから拝借〉

雪像で作った初音ミクを「雪ミク」と呼び

さっぽろ雪まつりで生まれたキャラクターとして人気が高く

雪まつりでは毎年初音ミクを題材に

作られることが多い。

その後も

先に続くと一つ、また一つと、大きな雪像が姿を表す

フィンランドにあるヘルシンキ大聖堂

JRの貨物列車

日清の巨大なカップヌードル

そして、

スターウォーズ！！

今年エピソード9公開を記念して作られた

私の大好きな映画である。

写真にあるように戦闘機Xウイングに乗って写真を撮ることも

可能になっている。

残念ながら写真の人は勝手に比較用に使用させて頂いた知らない人でしかないのだが

彼らのお陰で雪像の巨大さが伝わる。

それぞれのキャラクターの完成度も高くて素晴らしい

例のBGMも背中から流れてきて

見ているだけでワクワクして楽しくなった。

噂によると、、夜は夜でライトアップされた雪像に

時間になるとプロジェクションマッピングが施されて雪像の上に映像が投影

されるとかされないとか

あくまで噂だったので半信半疑で日が沈むのを待ってみると、、

↓↓↓

白一色だった初音ミクには綺麗なカラーが付き

歌と一緒に映像が動き出して

圧倒された。

それ以外にも競走馬や貨物電車にも凝った映像が作られており

上の映像では競走馬の一大生産地である北海道の魅力を伝える内容で

雪像の馬があたかも走っているかのように

雪像の上に投影されていた。

他にも、

台湾の玉山と高雄駅

雪というより氷で作られておりライトアップされると透き通って

綺麗に見える

ライトアップされたヘルシンキ大聖堂など

夜は夜で見え方が変わって

二度楽しい。

ここまでくると

最後に構えるスターウォーズには俄然期待が高まる。

あれほどのCGを駆使して作られる

世界的SF映画である。

よほど凄いことになっているに違いないと

何度も行ったり来たりした数キロの道のりを最後の力を振りしぼって

先まで行き着いてみると、、

お、おう。。

色の違う照明をキャラクターごとに当てることでそれぞれの配色を、

ふんわりと表現した

、、らしい

。。。

ふーん

いいんだけど

え、それだけ、、？

と思ってしまったのはここだけの話。

そりゃあさ

まあ海外の作品だし

勝手に映像作るのは問題があるだろうし

かといって

勝手に作らずに作るのはこんな小さな島国の北の果ての雪のお祭りには

少しばかり難しいのかもしれない。。

考えりゃわかる事だけど

見る順番が違ったのかもなとは

うん、思ったよね。

初めての雪まつりは

心底楽しむことができた。

街を挙げてのお祭り感がなんだか凄く高揚感があって楽しく

どこに行っても特別な感じで

この先の人生で

あと何度このタイミングで北海道にいることがあるか

わからないが

最初で最後かもしれない雪まつりは

あの大好きな海外アーティストの来日公演に被らなくて

本当に良かったと思えた。

                                                        つつぐ、

リョウスケ

夜のさっぽろテレビ塔

すすきので行われていた氷像まつり

海老だしを使ったラーメン

美味！

ありえない空中技

次の日にはフリースキーの大会が行われていたが

ボードだろうがスキーだろうが

相変わらず回ったり捻ったりよく分からない凄いことをしている

実はこの日、北海道では数十年ぶりの大寒波が到来

札幌でマイナス11度を記録

この日は仕事でなくて本当に良かったと心から思う。。

雪まつり開催の一週間前の様子。

雪像作成中の大通公園

なんと雪まつりの巨大雪像は自衛隊が何日もかけて作っているとのこと

初めて知った。

自衛隊っていろんな意味で凄いんだな

と改めて実感した。