チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

自転車で旅をするということ

どうもリョウスケです

 


旅96日目

北海道(紋別→枝幸)

天気 晴れ

 


ひたすらに走った。

最北端は遠い

やっぱり簡単にはたどり着けない

数十キロ毎に小さな町があり

コンビニかまたは道の駅を見つけては

少し休憩を取り

また黙々と走り出す。

 

 

 

自転車旅の利点とは何か?

個人によって考え方は違うと思うが

私の場合、

他のどのやり方よりも自転車を好む理由は

 


・自分の足を使って進める=達成感に繋がりやすい

・最低限の荷物を載せられる=何が必要で何が不必要かを吟味しながらあれこれ考えるのも自転車旅の魅力の一つ

・頑張れば1日にある程度の距離は進める=進み過ぎても面白くない。自分のペースに合った丁度いい距離

 


・そして、他の乗り物では見落としがちなあらゆる発見がある。。

 


例えば動物を見つけたり、思わぬ物を発見したり。鹿が森の茂みにいる。キツネが注意深くこっちを見ている。鳥のさえずりが聞こえる。道に咲く花が美しい。あの変わったモニュメントは何だろう。この景色はこの角度が一番キレイだ

エンジンで走っていたら絶対に気付かない出会いや発見に溢れている。

 


今日道を走っていると、遠くに廃船が2隻ほど放置されているのを見つけた。

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少し興味が湧いたので何となく近づいて観察していると、

その奥にオムサロ遺跡という看板があるのを見つけて見学に行った。

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縄文時代からアイヌの時代にかけて存在した村の跡が公開されている。

薄暗い森の中にあって他に人は誰もいない。それがまた雰囲気が出て面白かった。

至る所に窪みになった場所があり、それが昔の建物跡だとわかる。

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いくつか家や倉庫を当時の形に再現して実際の場所に建てられているものもあった。

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アイヌ語で高床式倉庫の名前は「プ」と呼ぶらしく、なんだか愛らしい。

かの有名な韓国人俳優が「ぺ」と呼ばれているのを聞いて愛おしく感じたあの頃を思い出した。

 

 

 

道を走っていて、こんな風景も見つけた。

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橋である。

橋ではあるが、人が通るものでも車が通るものでもない。推測でしかないが、きっとこれは電車の線路跡だと思う。

昔の線路はほぼ全て撤去されているが、線路用に積み上げられた土手や橋は今でも名残として残っている。

昨日のSLや先程の廃船も同じく、今はもう使われていなくても、その物に人の生きた歴史が伝わってきて

言葉で表現するのは難しいが、

抽象的に言うなら心にぐっと突き刺さる感じ

なんかいいんだよね。

うん、、伝わらんだろうなあ、、(。-_-。)

 

 

 

自転車だからこそ、わざわざ止まって、あるいは寄り道などして

いろんな発見があって楽しい。

最初から自転車以外の選択肢は考えていなかったが、つくづくこれでよかったと思う。

大変な部分も含め、これが自分に最も合った旅の形である

明日は何を見つけるだろう。。

 


リョウスケ

 

 

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この電車も当時使われていた物。今では道の駅で休憩所兼ライダースハウスとして活用されている
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牛。空。海。