チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

夜景は一人で見るもんじゃねえな

どうもリョウスケです

 


旅65日目

北海道(函館→五稜郭箱館山)

天気 久しぶりの快晴

 


北海道に来て

まず最初に考えなければいけないのは

その周り方で

海周りに一周するのか

今までのようにポイントポイントを繋ぐように回るのか

そもそもどこに行きたいか

何をしたいか

右回りか左回りか

考えなければいけないことはいくつかある。

 


最初に考慮しておきたいのが

過去に一度、北海道を旅した事があるということ。

学生時代になるのだが

同じく自転車で北海道にある有名な地域を旅して回っている。

その時の経験が今に生きていることは言うまでもなく

今回の旅の大きなきっかけの一つにもなった

あの頃の周り方こそ、

いまと同じやり方で回っていたのもあり

今回はそれとは違うやり方で回るのも一つだと考える。

だけどあの頃はあの頃であり

いまはいまで

また違う見方もするだろうし、

もう一度行ってみたいところもある

単純に海周りに一周することも考えてみたが

バカでかい北海道を

ただただ海だけを見て回るのでは

正直、、

 


つまらなくない?

 


と、考えた。

学生時代はそれもできたかもしれないが

いまそれをしたところで

得られるものがあるだろうか。。

せっかく北海道に来たのだし

いろいろと巡ってみたい

たといそれが学生時代に訪れたことのある場所だったとしても

先程も述べたように、また違う見方を、違う感情を抱くのではないだろうか

 


などと思うのである。

もちろん過去に行っていて

もう一度行かなくてもいいと判断した所まで行く必要はないが

やはりいまのスタイルこそ自分には合っていると思う。

とはいえ北海道だ。

ただひたすら自転車を漕ぐことに変わりはないだろう

場合によっては海周りに一周するより距離も伸びるだろうし

滞在期間も増えるかもしれない、、

 


ま、いいか

楽しければそれでいいのだから。

 

 

 

函館で訪れてみたかった所は主には二つ

100名城の五稜郭箱館山の夜景である

例の日本○大○○の一つでもある

箱館山の夜景だけあって

お盆ということもあるのかもしれないが

小さな山の頂上には

夜になると沢山の人でごった返していた。

f:id:kryo428:20180813234759j:image

そもそもなぜこんなにも箱館山の夜景が有名なのだろうと不思議だった

函館に訪れてわかったことは想像していたよりも街ではなく

最低限の施設が揃っていて

便利すぎず不便すぎない私にとっては地元を思い出す居心地のよさがある。

なので夜景だったら断然都会の方がすごいのではないかと思っていた

 


ところがロープウェイで頂上に登って展望台から函館の街を見下ろし

そこでようやく納得がいった。

なぜなら箱館山は函館の一番端っこにあり

そこから見た景色は

首を動かす必要がないほど函館の街すべてが眼前に広がっており、家や建物や山そして独特の大地の地形が目の中にすべて収まるのである。

f:id:kryo428:20180813234352j:image

昼間でさえこのように美しいのだが

それが夜になると海や山は漆黒になり建物の灯りだけが大地を照らし、独特の地形を浮かび上がらせる様は

綺麗でいてとても美しく圧感であった。

f:id:kryo428:20180813234531j:image


少し残念というか悔しかったのは

ここがデートスポットに適し過ぎるほどに適していたということか

夜景を眺める独り身の私の周りには気付けば

紅白饅頭が両脇を固め

背中からも男と女のやり取りが意識せずとも耳になだれ込んでくる

そこで私の中枢神経が逃げろと命令するので

蠢く饅頭供を掻き分け

一目散に逃げるように下山した

 


うん、

一人で来るのはもうやめよう。。

 

 

 

100名城  五稜郭

f:id:kryo428:20180813234839j:image

キレイな五角形で作られた地形は歩いていてもわからない。空から覗いて初めてそれだと確認できるのだろうが、先端の尖った地面と水堀の形を見るに、おそらくここが五角形の角の部分だと推測できる。

f:id:kryo428:20180813234957j:image
f:id:kryo428:20180813235003j:image

戊辰戦争最後の戦地となった五稜郭

歴史の教科書には必ず登場するので名前はよく知っている。星型の形は特に印象が強く、一度は訪れてみたいと思っていた。

ちなみに前回の旅では函館には来ていない

 


明治維新後に使用されなかったこともあり、当時から現存する建物はほとんどがないが

箱館奉行所だけは当時の文献や写真、遺構などからほぼ当時の形で再建され、見学できるようになっている。

f:id:kryo428:20180813235123j:image
f:id:kryo428:20180813235141j:image
f:id:kryo428:20180813235132j:image
f:id:kryo428:20180813235137j:image


鉄筋で外見だけ真似ただけのお城がある中で、当時の材料を使い、当時の作り方で、当時とまったく同じ位置に再建されたここは

最初こそ建てられたばかりじゃ歴史も何もないと思っていたが

その再現度の細かさは柱、瓦、壁、天井、庭、入口に一本だけ生えた梅の木にいたるまで完璧に再現されていて

作り手の執念を感じてただただすばらしい

f:id:kryo428:20180813235213j:image

唯一残された当時の写真

 


こんな所に住めたらいいな、、

歴史もへったくれもない感想だけが私の中にふっと残った。

 


リョウスケ

 

 

f:id:kryo428:20180813235449j:image

新撰組副長  土方歳三

函館にて戦死した
f:id:kryo428:20180813235440j:image

函館らーめん

塩ラーメンが基本のあっさり系
f:id:kryo428:20180813235444j:image

うぇーい!  って言ってそうだよね