チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

銅像はもう少しカッコよく作ってあげて欲しい

 


どうもリョウスケです

 


旅172日目

2022年12月8日木曜日

天気 晴れ

岡山[津山市久米南町

 


森蘭丸といえば織田信長

側近として仕えていた武将である。

 


本能寺の変でも信長と一緒に本能寺で

焼け死んだとされている。

津山城』はそんな森蘭丸の弟 森忠政

築いたとされるお城だった。

 


入り口には彼の銅像がある。

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うん、なんていうか、、、

ぶさ、、、いや、個性的な仏頂面である。

 


確かどこかで聞いた噂では、

彼のお兄ちゃんの森蘭丸

男色の気がある信長に見染められたほどの

美少年だったと聞いたことがある。

 


それが本当かどうかはさておき、

弟の銅像はお世辞にも美少年にはほど遠い

ビジュアルをしている。

 


詳しくはわからない。

兄弟と言っても、

当時は正室だの側室だのと

奥さんがたくさんいて。

都合によって兄や弟の順番もコロコロと

変えることができた時代だ。

 


美男子だった兄と森忠政との間に

どれほど濃い血が流れていたかはわからない。

とはいえ森蘭丸は美少年で

森忠政は後の世にぶさ、、、個性的な

仏頂面で銅像にされてしまう男である。

 


しかも城内には彼のその顔が行燈に

プリントまでされ、

グッズ化までされており、

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なんだかだんだん不憫になってきた。

 


何をもとに銅像が製作されたのだろう。

 


詳しいことは定かではないが、

必要以上にかっこよく作られた銅像だって

世の中にはたくさん存在するのだから、

もう少しなんとかならなかったものだろうかと

ひたすら彼に同情する。

 


あの世で頭を抱えながら

「なあ、兄ちゃん。オレ、ほんまにこんな顔してる?絶対似てないと思うんやけどな〜」

仏頂面でぼやいていないといいのだが。

 

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f:id:kryo428:20221213111918j:image津山城。主に石垣や天守台などが現存。備中櫓だけが復元されている。


f:id:kryo428:20221213105914j:image森忠政像。肖像画は残ってなさそうだから、誰かの伝承による顔のイメージから製作されたのだろうか、、、なんにしても、もう少し勇ましくてもよかったんじゃないかと思う。


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f:id:kryo428:20221213111928j:image備中櫓


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f:id:kryo428:20221213111939j:image中はすごくキレイな木造


f:id:kryo428:20221213111942j:imageちょっと目が離れすぎだと思う。似てるのかな?


f:id:kryo428:20221213111945j:image二階建て。本丸御殿の一部として認識されており、城主の生活空間だったのではないかと言われている。


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f:id:kryo428:20221213111949j:imageトイレ


f:id:kryo428:20221213111932j:image本丸跡


f:id:kryo428:20221213111959j:image天守


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f:id:kryo428:20221213111955j:image天守台の石垣の一部。ハートと言われると見えなくもない。


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f:id:kryo428:20221213112019j:image紅葉がキレイ。太陽光が当たるとキラキラと光ってより美しく見える


f:id:kryo428:20221213112023j:image立派な石垣郡。カッコいい


f:id:kryo428:20221213112026j:image数年前にB’zがこの地でライブを行ったことがあるらしい。津山は稲葉さんの出身地だとか。ほんとに? と失礼ながら疑ってしまった。そこそこ田舎でのんびりと住みやすそうな街である。


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f:id:kryo428:20221213112033j:imageため池百選? 日本にはいろんな百選があるんだな


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テント凍ってた

 


どうもリョウスケです

 


旅171日目

2022年12月7日水曜日

天気 晴れ

岡山[高梁市津山市

 


朝起きるとテントが凍っていた。

 

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まず入り口のファスナーがなかなか開かず

ようやく開いた外の世界は

草木が銀幕に覆われ

テントは外側がパリパリに凍っていた。

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テントだけではない。

自転車も白く氷が張っていて、

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吐く息は

尋常ではないほど真っ白、、、

 


思えば寝ている間もひどい寒さだった。

寒すぎて寝て起きてを一晩中繰り返し

トイレに行きたくても

寒すぎて身動きさえ取れないほどだった。

 


0度までは快適に過ごせるはずの寝袋で

寒いと感じるのだから、、、

つまり、そういうことなんだと思う。

 

 

 

そろそろ考えないといけなかった。

岡山には行きたいところがいくつかあるが

どこも標高の高いところばかりだ。

どう考えても

この寒さでは行くべきではない。

 


これは妥協ではなかった。

命を守るための手段である。

 


ーーと、自分自身に言い聞かせ

予定を大きく変更。

百名城だけに目的地を絞って

一日でも早く

岡山市へと向かうことにする。

 


これは妥協ではなかった。

凍え死なないための命を守る手段なのだ。

 

 

もう12月だもんな、、、

と溜息を吐く。

 

濃い白い息が宙を漂い、

絶句してまたふたたび溜息をついた。

 

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f:id:kryo428:20221213101009j:image意味がわからない。とある田舎のバス停


f:id:kryo428:20221213101013j:image古墳を見つけた。


f:id:kryo428:20221213101026j:image旅をしているとたまにこういうものと意図せず遭遇する。良いか悪いか、こういう場所は人が少ないからありがたかった。


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f:id:kryo428:20221213101022j:image中から金銅製の太刀が発見されたという。


f:id:kryo428:20221213101029j:imageモビルスーツ!?


f:id:kryo428:20221213101032j:image津山の道の駅になぜかガンダムがいた。かなり精巧に作られていて、製作者の強いこだわりが伝わってくる。

 

 

二つの山城へ

 


どうもリョウスケです

 


旅169、170日目

2022年12月6日火曜日

天気 曇り

岡山[総社市高梁市

 


さてと、山城である。

 

 

お城は三つの形態に区分される。


平地に城が築かれた平城。

山と平地に跨って城が築かれた平山城

そして、

山そのものに城が築かれた山城である。

 


この二日間は、

その中でも行くだけでかなり体力の消耗が激しい山城に、

二日連続で挑戦したのだった。

 

 

 

まず鬼ノ城へと訪れる。

 

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鬼ノ城は古代山城で

築城年などの細かい詳細は不明。

おそらく福岡の太宰府に政庁があった時代の

お城とされており、

千年以上も昔に

築かれた城郭とされている。

 


久しぶりの山城だった。

だから忘れていたのもかもしれない。

 


山城がどれほど大変かということーーー。

 


鬼ノ城は駐車場にたどり着くまでが

自転車だと、とにかくかなり大変だった。

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味わったこともないほどのトンデモ坂道を

超積載ポンコツ自転車を地道に押しながら

テクテク歩いて登る約3キロと少しーー。

 


麓の公園の看板には、

車だと7分、

徒歩だと40分・・・と書かれていた。

 


自転車なら2、30分かなと

予想を立てて登ると、

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ついにたどり着いた駐車場までおよそ1時間、、、

徒歩より遥かに時間がかかるなんて。

 


その後も山頂に広大に築かれた鬼ノ城は

歩いて巡ると結構大変で。

登ったり下ったり

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時に登りづらい登山道を歩くこともあり

駐車場に再び戻ってきた頃には、

体もグダグダのヘトヘトのフラフラだった。

 


そして次の日に訪れたのが備中松山城である。

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備中松山城は日本三大山城にも数えられ

山城の中でも特に有名な城郭。

 


現存12天守の中でも唯一の山城でもあり、

現存する天守の中で

最も標高の高いところに築かれた天守でもある。

 


だからこそ、

登る前から不安がすごかった。

 


前日の鬼ノ城でさえただの山城なのだ。

備中松山城は「三大山城」なのである。

 


どれほど過酷な山道を駆け登り

果てしない登山道を歩かなきゃいけないか

 


、、、と思っていたのに。

 


麓に書かれた3キロの道のりは

よくある地味にしんどいだけの峠道。

楽ではないけどツライと嘆くほどでもない。

 


前日の鬼ノ城に比べたら

屁でもない山道を駆け上がり、

鬼ノ城と比べたら

屁でもない城跡を天守まで登っていく。

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何が三大山城だと心の中でつっこみ。

よくここまで自転車で来れたな

と驚く駐車場のおじさんに

「いやいやそんな大したことないですよ」

と謙遜しながらも、

心の中でもちっとも大したことねえよと毒突き

 


それでもこれは、もしかしたら前日の鬼ノ城の

過酷さがあってこそかも知れないとふと思う。

 

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あれがなければ備中松山城もかなり過酷な山城だったのだろうか。

ヘトヘトになりながら、さすが天下の三大山城様だと感動していたのだろうか。

 


ツライ思いをせずに済んだのは

鬼ノ城のおかげでもあり、

三大山城の偉大さをいまいち実感できなかったのも

鬼ノ城のせいかも知れないと思うと

 


鬼ノ城というお城に

感謝と恨みを同時に抱くのだった。

 

 

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鬼ノ城

f:id:kryo428:20221213082744j:image鬼ノ城の峠道。えげつないのに写真じゃ伝わりにくいからもどかしい


f:id:kryo428:20221213082748j:image鬼の釜なんだって。本当かどうかは定かではない。鬼ノ城は桃太郎伝説の舞台の一つとも言われている。


f:id:kryo428:20221213082751j:image苦労してたどり着いた駐車場の横にはビジターセンターがあって、鬼ノ城について詳しく学べると思ったのに、、、


f:id:kryo428:20221213082754j:image休館でした。あんなに苦労したのに。。。


f:id:kryo428:20221213082758j:imageいざ。


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f:id:kryo428:20221213082805j:image唯一遺跡から再建されている西門。当時の資料がほとんど残っていないので、同時代に築かれた門などを参考に再現されている。


f:id:kryo428:20221213082815j:imageけっこうでかい!


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f:id:kryo428:20221213082818j:imageこの大きな城壁が広大なお城の周囲全体を囲っていた。現在は門の周りだけが復元された状態。


f:id:kryo428:20221213082822j:image当時から残る敷石


f:id:kryo428:20221213082825j:image水門


f:id:kryo428:20221213082829j:imageところどころで見かけるお地蔵さんの祠。よく見ると小さいお地蔵さんがいる。


f:id:kryo428:20221213082833j:imageこれも門の跡


f:id:kryo428:20221213082837j:imageこっちは石に彫られたお地蔵さん。この違いはなに?


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f:id:kryo428:20221213082847j:image石垣が残っている。この時代は朝鮮の技術を真似て造られている。日本で本格的に石垣のお城が築かれ始めたのは戦国末期になってから。


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f:id:kryo428:20221213082855j:image空が晴れてたら


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f:id:kryo428:20221213082904j:imageかなり見応えと歩き甲斐のある城跡だった。この時代のお城はほとんど何も残っていないことが多いので、いつもと雰囲気がまったく違って新鮮だった。


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備中松山城

f:id:kryo428:20221213083936j:imageあの山の上に城が築かれている。


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f:id:kryo428:20221213083944j:imageなんだこれは!?


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f:id:kryo428:20221213083951j:imageここにも、、、


f:id:kryo428:20221213083954j:image櫓跡


f:id:kryo428:20221213083958j:imageところどころにある。城主って誰やねん!と思いながら登り続け


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f:id:kryo428:20221213084005j:image登って登って、、ついに石垣郡が見えた時にたまらなく興奮する。山城のこういう感じがけっこう好き。


f:id:kryo428:20221213084008j:image時代に取り残された文明感があって、ファンタジーの世界に迷い込んだような感覚がある。ーー誰かに共感してほしい。


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f:id:kryo428:20221213084015j:imageこの城壁も現存するやつ


f:id:kryo428:20221213084019j:image中を覗くとこんな感じ。覗く必要はない


f:id:kryo428:20221213084059j:image天守に到着!


f:id:kryo428:20221213084022j:imageなんか猫の像がいると思って近づいたら、、、


f:id:kryo428:20221213084026j:image彼が城主でした。伏線回収


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f:id:kryo428:20221213084032j:imageさっきの猫ちゃんは実際に城で飼われている猫で、巷ではかなり有名らしい。ちなみにこの日は受付の奥にいたらしく、姿を見ることが出来なかった。ーー残念

 

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f:id:kryo428:20221213084045j:image天守の中。


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f:id:kryo428:20221213084052j:image現存する櫓


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f:id:kryo428:20221213084106j:image
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f:id:kryo428:20221213084109j:imageなんか嬉しい。


f:id:kryo428:20221213084113j:imageここにもいた。後で知ったけど写真集なんかも出してるみたい。そんなに有名なら無理にでも会っておけばよかった、、、


f:id:kryo428:20221213084117j:image山田方谷さん。幕末にこの街とお城に多大な貢献をした人。いまもお城が現存するのは、この人の功績が大きいとされている。


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自らハードルを上げるタイプの観光地

 


どうもリョウスケです

 


旅167、168日目

2022年12月4日日曜日

天気 晴れ 曇り

岡山[倉敷市総社市

 


当初その呼称を聞いて、

自らハードルを上げていくタイプの観光地だなと思った。

 


倉敷美観地区て、、、

 


倉敷はよく聞く観光地の名前だ。

岡山でもまず一番に人気の観光地だと思う。


それでも美観地区だなんて、、、

 


綺麗なモデルの女性が

自ら美人モデルの〇〇ですと名乗るようなものだ。

間違いではないだろうし、

大多数の人が美人だと認めているからこそ

そう名乗れたとしても、

自分で言っちゃうとかなり鼻につく。

 


さて、倉敷美観地区はどうだろう。

自ら「美観地区」と名乗るその太々しさは

ある意味清々しいとさえ感じるが、、、

 


と思って倉敷美観地区に訪れてみた。

率直な感想としては、

 


まだ謙虚すぎ〜!!!

 


なあに照れながら「美観地区ですぅ」なんて言ってんのよ。

もっと声を大にしながらアイアムビューティフルシティーって殊更強調して言いなさいよ!

 

とお節介にも言いたくなる街だった。

 

 

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街の中心を穏やかな川が流れる。

そこを客を乗せた小舟がゆったりと進んでいった。

 

f:id:kryo428:20221212172555j:image柳の木、

f:id:kryo428:20221212172644j:image木造の建物、

f:id:kryo428:20221212172922j:imageアーチ状の石橋

 


どこを写真に撮っても美しかった。

美観地区というだけあって

このあたりの建物などはその景観を

壊さぬよう

工夫や努力が至る所に垣間見える。

 

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電柱や電線もない。

ネオンの看板や信号機もない。

建物は基本的に白壁に屋根瓦で統一され

景観を崩すようなものが極力排除されていた。

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ーー美観地区が美観地区してやがる!!ーー

 


でもそれは、

かつてどこにでもあったはずの

古き良き日本の風景でもあると思えた。

 


美観地区内には普通の民家もいくつかある。

美観地区の景観を守るため

彼らには我々の知らないルールや縛りが

生活の中にあたりまえに存在するのかも知れない。

 


不便と感じることも、

もっと自由に暮らしたいと思うことも、

ここにご先祖様が家を建てたことに

多少腹が立つこともあるのかも知れない。

 


便利と引き換えに失われていく日本独自の風景。

それは進化であって決して退化ではない。

けど、どこか残念に感じることも

旅をしていると、

特にこういう観光地に訪れるとよく感じる。

 


だからこそ大切にしなきゃいけないし

景観を守る人たちには感謝しなきゃいけない。

 

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そして、もっと声を大にして言ってほしい

わたしこそが「美観地区よ!!!」ーーーと。

 

 

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f:id:kryo428:20221212175401j:image美観地区の手前はこんな感じ。


f:id:kryo428:20221212172258j:imageこれが、


f:id:kryo428:20221212175436j:image振り返るだけでこうなる。いかに美観地区が景観を大切にしているかが、現地に行くとすごくわかる。


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f:id:kryo428:20221212175413j:image
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f:id:kryo428:20221212175420j:image基本的に和式の建物が多いが、中にたまに洋式の建物もいくつかあって、それが全然違和感なく溶け込んでいる。少し古めの電話ボックスや、道端に置かれた自転車なんかも風景に自然とマッチしていて、なんだか不思議な光景だった。


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f:id:kryo428:20221212175429j:imageデニムが有名らしい。欲しいなと思いつつ、値段を見ると、ユニクロの数千円のやつで十分だなと思ってしまう。


f:id:kryo428:20221212175432j:image紡績工場跡。日光を避けるためのあえての蔦らしい


f:id:kryo428:20221212175439j:image二日目の倉敷。朝行くと人が全然いない


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f:id:kryo428:20221212175452j:image美観地区内にある人気の美術館。モネの睡蓮などの有名な絵が複数展示されている。


f:id:kryo428:20221212175458j:imageその後、横溝正史が戦時中に疎開していた地へ。


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f:id:kryo428:20221212175502j:imageこの辺りの地域から着想を得た小説を戦後になっていくつも発表している。


f:id:kryo428:20221212175509j:image疎開していた家


f:id:kryo428:20221212175513j:image横溝正史


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f:id:kryo428:20221212175517j:image襖の向こうでここでのエピソードを自ら語ってくれているけど、このお家の管理人のおばちゃんが、丁寧に茶を出しながら教えてくれる。


f:id:kryo428:20221212175530j:image歴史館


f:id:kryo428:20221212175523j:image金田一耕助像。金田一耕助はこの疎開先で生まれたと言われている。


f:id:kryo428:20221212175527j:image歴史館には横溝正史の書斎がある。館のおじさん曰く、もともとは地域の岡田藩についての展示しかしてなかったそうだが、それではお客がまったく来ないため、横溝正史の展示を始めたらしい。なんだか大変だな、、、

 

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f:id:kryo428:20221212175638j:image行っちゃいました。初日。諦めたらそこで試合終了ですよ!! 最高すぎる! 感想を共有できない一人旅の虚しさよ。

 

 

瀬戸大橋ふたたび

 


どうもリョウスケです

 


旅166日目

2022年12月2日金曜日

天気 はれ

広島→岡山[福山市倉敷市

 


岡山に着いてまず最初に訪れたのが瀬戸大橋だった。

 


渡りたくても

自転車では渡れなかったあの大きな橋。

 


瀬戸大橋で岡山に渡ることができたらどれだけ効率がいいだろうかと、

瀬戸大橋を眺めながらやるせなさを感じたあの日。

 


その、瀬戸大橋を反対側から望んでみる。

 

反対側から眺めてみたところで九キロもの長大さがあり、

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橋としてはとんでもなく長い。

岡山からの眺望の方が橋全体を見渡すことができるため、

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橋の大きさをより実感することができた。

 


だが、迂回してここまで来た道のりと比較してしまうと、ーーたかが九キロである。

 


香川の瀬戸大橋から県境を越えて、しまなみ海道まで走り、しまなみ海道から本州に渡って、県境を越えて岡山へ。

そこから海岸線を瀬戸大橋まで、となると。

 


・総距離200キロ以上

・かけた日数4日以上

・味わった苦労。。。

 


旅は足し算や引き算ではない。

このかけた日数で経験できたあらゆることが、

いつか何かの糧になる

 

、、、はず。

そう無理やり思うことで納得するしかなかった。

 

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巨大な橋のちょこっと隅の方だけでも

自転車道として、

活用してくれたらそれが一番なのだが、、、

 

 

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f:id:kryo428:20221211153527j:image中国地方最後の県 岡山へ到着! 岡山を越えたら残すのは近畿地方のみ


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f:id:kryo428:20221211153534j:image瀬戸大橋


f:id:kryo428:20221211153541j:image写真だと大きすぎて全体を写すのが難しい。


f:id:kryo428:20221211153538j:imageなんかいろいろ書いてあるけど、とにかく長大ということ。


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f:id:kryo428:20221211153552j:imageポケモンマンホール


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f:id:kryo428:20221211153605j:imageエモい風


f:id:kryo428:20221211153609j:image展望台のある鷲羽山には昔古墳があったらしい。


f:id:kryo428:20221211153613j:image正面から眺めることもできる。やっぱりでかい。


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f:id:kryo428:20221211153619j:image結婚式の写真らしきものを撮影していた。観光地を巡っていると、たまにこういう場面に出くわすことがある。

 

 

移動移動移動の日。

 


どうもリョウスケです

 


旅163〜165日目

2022年11月30日水曜日

天気 はれ 雨 雨

香川→愛媛→広島[観音寺町→しまなみ海道福山市

 


香川を出て岡山にたどり着くにはしまなみ海道をふたたび伝って広島まで渡り、

広島から岡山まで地続きに進んで行くという方法、、、これしかないと考えて決断した。

 


船はやっぱり使わない。

優先させたい独自のこだわりを

ちゃんと守るのも、

旅をより価値あるものにするための

大事な要素だからだ。

 


とはいえ楽な道のりではない。

香川からしまなみ海道まで辿り着くにも

百キロ以上の道のりがあり、

しまなみ海道今治から尾道まで辿り着くにも

七十キロほどの道のりがあり、

尾道から福山市まで行きそこから県境を越えるにも

数十キロの道のりがある。。。

 


と、言っている間に

 


一日かかって

しまなみ海道にたどり着き。

橋を渡って島を渡って

四国と別れを告げて広島へ。

雨に打たれ風に打たれながらも

くじけずめげず

尾道へと数ヶ月ぶりに戻ってくると

のんびりだらり、、、している間もなく福山市へ。

 

 

 

さあさ さあさ

そろりとお次は中国地方最後の県へ。

 


今年も残すところあと僅か。

どんどどんどと 寒さも深まり季節は冬へ。

いよいよ旅の終わりが見えてくる。

 


とりあえず行けるとこまで

行けるとこまで行こうじゃないか。

 


おそらく今年最後は岡山県

すべて巡るが早いか

寒さでギブアップするのが早いか

 

 

冬将軍との真剣勝負!

 


年の瀬に最後の悪あがきが

いま、粛々と始まるのだった、、、。

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f:id:kryo428:20221208203739j:image香川の道の駅。この先に銭形砂絵があるみたい


f:id:kryo428:20221208203720j:imageこの辺が舞台のアニメらしい。


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f:id:kryo428:20221208203800j:image石鎚神社。おそらく石鎚山を祀る神社の一つ。たまたま横を通りがかったので寄ってみた


f:id:kryo428:20221208203818j:image天狗あ


f:id:kryo428:20221208203830j:image天狗う


f:id:kryo428:20221208203836j:image本堂


f:id:kryo428:20221208203847j:image見晴らしがキレイ


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f:id:kryo428:20221208203912j:imageたまたま写ったカップルがなんかいい感じ。


f:id:kryo428:20221208203927j:image金の鯉!


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f:id:kryo428:20221208203959j:image今治城。以前来た時とは季節が変わって景色も少し違う。


f:id:kryo428:20221208204341j:image夕日に染まる今治城


f:id:kryo428:20221208204055j:imageお気に入り。


f:id:kryo428:20221208204104j:image今治駅に到着!


f:id:kryo428:20221208204109j:imageしまなみ海道入口近くにあるモニュメント。来た時はこんなのがあるなんて知らずに素通り。後から存在を知って後悔していたので、来れてよかったし写真も撮ってもらえて嬉しい。


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f:id:kryo428:20221208204118j:imageここからしまなみ海道へ


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f:id:kryo428:20221208204135j:image


f:id:kryo428:20221208204147j:image四国一周!


f:id:kryo428:20221208204152j:image広島へ


f:id:kryo428:20221208204157j:imageうお!すげえ。って思って写真を撮っていたら、、、


f:id:kryo428:20221208204202j:image急にザーザー降りの雨が降ってきて、足の下で雨宿り。恐竜ありがとう


f:id:kryo428:20221208204206j:image橋の下を歩道が走っていて、これなら濡れないと思ったけど、けっこう濡れる。


f:id:kryo428:20221208204212j:image映画の日

 

 

 

 

うどん紀行

 


どうもリョウスケです

 


2022年11月17日〜26日

香川県内全域

 


うどんには中毒性がある。

 

 

一口啜るとやめられない止まらない。

あれも食べたいこれも食べたい

もっと食べたいもっともっと食べたくなる。

 


種類は、、、かけにぶっかけ ざるに肉にカレーに 釜揚げ釜玉

うどんのお供は、、、お揚げに天ぷら 卵におにぎりおいなりかやくご飯

トッピングは、、、ネギに天かす一味にわかめにしょうがを適量お好みで

 


香川に星の数ほどあると噂のうどん店。

厳選に厳選を重ね うんと絞りに絞って

ようやく決めてーー10店舗。

 


それでもまだまだ行き足りない。

香川の名店うどん店

あそこも行きたい

ここも行きたい

もっと行きたい

もっともっと行きたい。

 


巡るよ巡るうどん紀行〜

 


店によって異なるシステム

常連さんの振り見て真似て

うどんを注文。

自ら茹でてお好み茹で加減。

器に戻してトッピングを適量乗せて

出汁をかけたら、、、はい! 完成!!!

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一口啜るともう美味い。

二口啜るともうトリコ。

三口、四口夢中で啜って

気づいた時には最後の一口。。。

 

惜しみながらそいつを啜ると、

満腹感と満足感で店を出る。

 


うどんはコシだと思ってた。

弾力ある歯応えこそがうどん最大の魅力だと。

 


間違いではない。うどんはコシだ。

が、それだけでは断じてない!

 


うどんは喉ごしだ!

 


喉を流れるツルツルうどん。

まるで流水のようでありながら、

ふわふわ高級枕に包まれた

心地よさを、

喉で体感するかのようだった。

 


とにかく心地いいのだ。

喉が。とにかく。心地いい!!

 


うどんは喉ごしである。

香川のうどんを食べて初めて実感した。

 


巡るよ巡るうどん紀行〜

 


10店舗も巡ったのだから

店によって違いがわかると思ったのに。

わかったことは、

 

システムの違いと、

店の推しメニューの違いと、

値段に多少の差があるという他には、

 

うどん初級者のわたしには

結局まったく何もちっともよくわからない。

 


それだけどこも美味しい。

どこもうどんにコシがあって

モチモチで

喉ごしも最高で

天ぷらも美味しくて

出汁は思わず飲み干したくなる。

 


つまり、うどん最高ってこと。

 


朝ご飯にうどんを食べたはずなのに、

昼にもうどんを食べたくなって

夜には明日のうどん店を検索している。

 

 

 

うどんなんて全国どこでも食えるもの。

なんならうどん好きのわたしには、

どこのどんな うどんだろうと

それなりに

いつも満足することができていた。

 


カップ麺だろうと

チェーン店だろうと

お手製うどんだろうと

 

なんだって美味しいと感じてしまう。

 


でも、香川のうどんは格別だ。

何がどう違うかと聞かれると、

やっぱり答えられない。

それでも美味しいと思うのだから、

それが正解!

、、、なのだと思うことにした。

 


さて、香川の特別ルールはこれでおしまい。

明日からまた些末な飯である。

 


ひと玉二十円のうどんを買って

数十円のうどんのタレをかけて食べる生活。

 


それでも満足できてしまうのだから、

10店舗も巡る意味が

果たしてあったのかなかったのか、、、。

 

 

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f:id:kryo428:20221207181324j:image1店舗目


f:id:kryo428:20221207181321j:imageちょっと高めのうどん定食が食べられる店。味は絶品。一つ目から香川うどんの王道とは逸れてしまうが、旅の道筋の都合でここになった。


f:id:kryo428:20221207181331j:image2店舗目


f:id:kryo428:20221207181328j:image卵の天ぷらを初めて出した店と言われている。味は絶品。トッピングも豊富にあって、安くて、ザ香川うどんの店という感じ。


f:id:kryo428:20221207181337j:image3店舗目


f:id:kryo428:20221207181334j:image釜玉バターという変わり種が人気のお店。味は絶品。カルボナーラのような味わいで、食べて楽しいうどんのお店。


f:id:kryo428:20221207181345j:image4店舗目


f:id:kryo428:20221207181341j:image個人的には喉ごしを一番実感したお店。味は絶品。店も広々としていて人気の割にはすぐ食べられて満足。


f:id:kryo428:20221207181351j:image5店舗目


f:id:kryo428:20221207181348j:image気になって小豆島帰りにすぐ駆けつけたお店。味は絶品。天ぷらが他の店より大きくて美味しかった。ここまでくると香川うどん独特の雰囲気にも慣れてくる。


f:id:kryo428:20221207181358j:image6店舗目


f:id:kryo428:20221207181355j:image朝にも関わらず並んで外で食べたうどん。味は絶品。シンプルながら出汁と染み染みのお揚げが最高だった。


f:id:kryo428:20221207181401j:image
f:id:kryo428:20221207181408j:image7店舗目


f:id:kryo428:20221207181404j:image釜玉うどん発祥のお店として有名な店。味は絶品。卵が絡んだアツアツうどんは至高の一杯である。


f:id:kryo428:20221207181414j:image8店舗目


f:id:kryo428:20221207181411j:image製麺所がお昼の一時間だけ営業するお店。味は絶品。味はさることながら、驚いたのはその値段。まじで安すぎる!!


f:id:kryo428:20221207181420j:image9店舗目


f:id:kryo428:20221207181417j:imageメニューに釜揚げうどんしかないお店。味は絶品。ツルツルとすぐ食べられてしまい、気づくとあっという間に二玉完食。


f:id:kryo428:20221207181430j:image10店舗目


f:id:kryo428:20221207181424j:imageコシが自慢の至極の一杯。味は絶品。ヒヤぶっかけを注文、そのコシの強さに仰天する。ただ時期的にあったかい方が良かったな、、、と少し後悔。


f:id:kryo428:20221207181427j:imageそして、完食!! また来ますと香川のうどんと再会を誓う。